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お墓の引越し

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【改装体験談①】「田舎のお墓を誰が管理するの?」代々のお墓を改装して感じたこと

お墓の形態について

はじめに

私たち夫婦には子どもがいませんので、将来お墓の管理をすることがそもそも難しく、墓じまいを早めに行いたいと考えておりました。
テレビ番組や雑誌などで取り上げられる墓じまいという言葉に興味を持ち、私たちもぜひそうしたいと日に日に気持ちが固まっていきました。
いろいろと熟慮を重ね、結局のところ墓じまいではなく、改葬という形を選んだのです。後悔はありません。むしろ改葬で良かったと、まだ1年しかたっていませんが、そのように考えております。

東京都在住 Kさん

家族構成
・依頼者の夫 68歳
・妻 62歳

改葬に至ったきっかけは、とあるテレビ番組

実は最初は改葬ではなく墓じまいをする予定でした。テレビ番組を見ていて、電話一本でお金もそれほどかからずに墓じまいができるサービスを紹介していたもので、お墓があれば補修もしなくちゃならないし、それが一番じゃないの?と妻も言っていました。
そのような形で墓じまいで話がまとまりかけていた時に、別のテレビ番組で地方の墓から都市部の霊園への改葬を取り上げるものがありました。それが、やっぱりご先祖様に手を合わせる場所は、我が家だけでなく親戚を含めてとても大切なのではないか、と問い直すきっかけになりました。
我が家の代々のお墓は地元のお寺にあり、私達はその檀家。そのお寺は菩提寺ということになっていました。そのため、ことあるごとにお布施を求められることが有ります。もちろん、お墓を預かっていただいている以上、求めがあれば応じては要るのですが、正直、離れて暮らす日が長く、縁を遠く感じてきている今、それも負担に感じてきていました。
今回、墓じまいではなく改葬をするにしても、また、近くのお寺の檀家になるのではなく、そういった必要のない場所にお墓を移し、寺離れするのも、将来を考えればよい選択になるのではないかと考え、お寺のお墓ではない、霊園墓地に改葬をしよう、と考えがまとまりました。妻も賛成してくれました。

改葬までの苦労

まず初めに新しいお墓探しから始めました。
条件は今住んでいる場所から近くにあり、定期的に通えることが最優先でした。次に気になるのは費用面です。初期費用はもちろんですが、継続的にかかる費用にかんしても、今のお墓の維持にかかっている費用を参考にして、それよりもなるべく安価なところ、という視点でお墓を探しました。
改葬を進めるうちに、正直申しまして、墓じまいのほうがよかったのではないかと考えもしました。
墓じまいの方は代行サービスで、いまあるお墓のお寺と交渉してくれるようでしたし、必要な書類についてもそろえてくれて、また行政の許可もいろいろやってくれると。墓石の撤去をする業者も手配してくれるとのことでした。
改葬を自分たちで進めてみて初めてその大変さを実感した私たちは、すべきことの多さに戸惑うばかりでした。

もっとも苦労したのは元のお寺との交渉だったかもしれません。行政から改葬許可証をもたってきたはいいのですが、住職の印鑑をなかなか押してもらえませんでした。また離檀料がかかるとのこと。お墓を移動する際にお経もあげていただいたので、少し多めにお布施を包むことになりました。

結局、改葬をお願いしてから移転完了まで、だいたい8か月くらいかかったと思います。期間的には短いほうだと石材店の方に聞きまして、意外と負担が少なくてよかったと思います。

費用の工面で一苦労

費用をどう工面するのかも大きな懸念材料でした。私たちは子供がいませんから、サポートしてもらうことがそもそもできず、また親戚も疎遠になっていました。それら親戚にも改葬の際にはお話だけするのがいっぱいで、費用を工面できないか?という具体的な相談までを行うことができませんでしたので、もっぱら自己資金での改葬となりました。

結果的には、将来的な車の乗り換え費用としてとっておいたお金を使いました。貯金があって良かったと思います。この貯金がなければ、費用のかかる改葬をすることができず、墓じまいを選ぶか、最悪、お墓を放置するしかなかったでしょう。

「全国お墓のお引越し」を知る

全体的な方針や、予算面での都合を決めたことで、あとは実際に行動に移す、という段階になりました。
その際に、インターネットで「全国お墓のお引越し」を知り、なにか参考になる意見を聞けるかもしれないと思い、電話してみました。

詳しく聞いてみると、「全国お墓のお引越し」は運送会社様が運営しており、墓地霊園の営業をしているところではないこと、一つ一つの御遺骨を手で丁寧に運んでいるということ。そして、経験豊富で、古いお墓や地方の遠く離れたところのお墓にも対応されていることを知り、私達にぴったりであると感じ、遺骨の移送については「全国お墓のお引越し」さんにお願いをすることにしました。

改葬サービスの手を借りながら

移転前のお墓の解体作業は、昔からお付き合いのあった石材店にお願いしました。石碑は移動先への持ち込みはせず、すべて、石材店さんに処分をしていただきました。お墓の解体と墓石の処分、更地にかかったお金は20万円程度だったと記憶しています。

古いお墓を解体するときにはお坊さんにお経をあげてもらい、一部立ち合いをしました。
解体はお寺が古く、また区画ごとのスペースが狭いこともあり、トラックに小さめのクレーンが積まれた車での作業でした。石材店の方は全部で4人、さすがに作業に慣れたもので、滞りなく行ってくれました。
更地にした後にもお経をあげてもらい、お寺を後に。
新しい霊園は、多摩の見晴らしのいい丘の上にありました。
新しい霊園の決め手は見晴らしのよさでもあったので、初めて当地を訪れた際は大変すがすがしい気持ちになったのを覚えています。

予想外のできごと

改葬を少し簡単に考えていたのかもしれません。
石材店さんにお願いして、あとは役所に手続きをすればそれで終わりと考えていたのですが、予想とは全く違いました。
石材店と役所はもちろん、お坊さん、霊園を管理する方が違うというのも全然知りませんでした。誰が管理しているのかを知るだけで時間がかかり、お墓の移転を手伝ってくれる石材店探しも、条件の合うところを探すのに苦労しました。
同じ石材店でも改葬のご経験があるところとそうでないところがあり、まさか断られるなんて思っていませんでしたので、自分が改葬する立場になってわかったことがたくさんありました。

改葬をあらためて考えると

改葬のことに詳しい人が近くにいればいろいろ聞けたと思うのですが、そういう方が見つからず、すべて自分たちで進めていくのがストレスになったかもしれません。思えば石材店も役所も、お寺も専門の業者、専門家ですから、知識不足の素人がそのまま依頼するのも少し失礼な話なのかもしれません。
役所の手続きでさえ、何をすればよいのか全く分からず、窓口で聞いてしまいました。それに移転元だけでなく移転先の役所にも手続きが必要で、そのやり取りに時間がかかりました。
個人的に思ったことですが、やはり本を読んだり、改葬を経験した人のお話は聞いておいたほうがよかった、と思います。
また私たちもそうですが、親戚ももとのお寺の宗派にはこだわりがなく、こういった面で改葬について反対する方がいなかったのは幸いだったと思います。そのおかげで霊園を自由に選ぶことができたのですから。

その意味で「全国お墓のお引越し」さんには、もっと前の段階からご相談をしておけば、いろいろアドバイスをもらえたのかもしれないと思いました。

一緒に進めてくれるパートナーがいたからこそ

墓主となるのは私ですから、改葬の際に親族とのトラブルを避けることは、改葬を進めていく上での重要なポイントでした。
妻がいますが、パートに出ていて、退職して家にいる私とは違い普段それほど時間をとることができません。
正直なところ、一人で親族の意見をまとめたり、お寺や行政との手続きを調整したりして、同時に進めていくのは骨の折れる作業でした、何事も一人で決めたい性質ですが、こればっかりは一人で決めてはいけない、事後報告はトラブルの元であると考え、極力すぐに報告する形をとっていました。幸い私の弟が一緒に動いてくれたこともあり、スムーズにいったのではないかと思います。

改葬をお考えの方へ向けて

私たちは当初墓じまいを考えていて、そこから紆余曲折をへて改葬という形に落ち着きました。
まず何から始めればよいのかわからないところからのスタートでしたので、インターネットを使いながらたくさんのパンフレットや、石材店への問い合わせを行いました。
墓じまいを行おうとしていた当初は、「墓じまいのプロ」といった業者に頼ろうと考えていました。
始めは数万円でできるという話で、非常に安かったのでそこに決めよと思っていました。
ところが話が進むうちに、カタログを見せられて新しい墓石を作って、未来の子孫にも恥ずかしくないようなお墓を作りませんか?という方向に話が変わってしまったのです(私たちには孫どころか子どもすらいいませんので、まったく実感のない話でした)。200万円も300万円もする墓石を作るつもりは全くなく、お話も最初と違ってきているその業者にへきえきし、結局1から自分たちで決めていこうと妻の同意も得て、再スタートすることになりました。

おわりに

これが私たちの改葬体験談です。先祖代々使ってきたお墓を自分たちの代で閉めるのは大変勇気がいりました。
しかしこのまま放置すれば、誰も管理する人がいなくなり、お墓が荒れてしまうのは目に見えていました。
お寺との関係を続けていくことで出てくるお金の問題も大きかったです。お墓の継続はそれらの2つの側面と、お墓参り将来的に難しくなることを踏まえ、改葬まで至りました。
今は改葬を行って大変満足しています。

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